シリウスからワードプレスへの移行方法【SIRIUSからWordPressに引っ越しするやり方】
- 2019.10.29
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ここではシリウスをWordPressに移行する方法を説明していきたいと思います。
方法としてはいくつか存在しますが、ここでは私が以前行った方法で説明していきます。シリウスをWordPresへと移行させる内容が中心となりますが、htmlサイトからWordPressへ移したいと思っているひとにとっても有益な情報だと思います。どうぞご覧になっていってください。
シリウスをワードプレスへ移行した場合の利点
アフィリエイターから根強い人気のあるシリウスですが、GoogleがWordPressのことを高く評価している影響もあり、移行したいと思っている人も少なくないようです。
テンプレートの種類も選択の幅があり、デザインも良いため人気があります。これからのウェブメディアはワードプレスが中心になっていくと考えられます。
今まで、htmlサイトやシリウスで労力をかけて行っていたことが、WordPressのプラグインを使へば容易に行うことができます。
例えば、フェイスブックのOGP設定はシリウスを使用して行いと、非常に作業効率が悪いですがワードプレスを使うことによってかなりの時間短縮が可能です。
ホームページなど、滅多に更新しないウェブサイトであれば管理の容易なシリウスがオススメですが、更新を定期的に行うようなメディアは、ワードプレスに移行しておく方がオススメです。
シリウスをワードプレスへ移行するための手順
かなりの長文になるので、まずは手順を先に説明します。
- まず、シリウスのURLの下部分に【wp】というフォルダを作成し、WordPressをインストールします。
- インストール後、WordPressにシリウスの記事をコペー&ペーストします。
- 記事のペーストを完了したら【wp】フォルダのバックアップを作成します。この場合、ローカル環境(デスクトップなど)を選択するのが最適です。
- サーバー上にあるシリウスのファイルを削除し、先程、バックアップを作成さした【wp】内にあるファイル(既にあるシリウスサイトのURL)をアップロードします。
- 仕上げは置換ツールSearch and Replace for WordPress Databases Scriptを使用しhtmlからphpファイルに書き換えを完了する。
以上が手順になります。
- 既存のサイトの【wp】というフォルダを作成し、WordPressをインストール後に、ここで移行の作業をします。シリウスのサイトがhttp://test.comであるならばhttp://test.com/wpにWordPressをインストールしてください。インストール先の設定はワードプレスをインストールする際に行ってください。
- 1が完了したら、カテゴリー分けや記事の移動の作業を行い、新たなサイトを作成していきます。記事はMTポートを使用しても移すことが可能ですが、ワードプレスにインポートするためには、UTF8に文字コードを変更しなければならないので注意してください。今回は記事の移行を手動で行っていきます。
- WordPressへの移動ができたら、【wpフォルダ】のローカル(デスクトップなど)にバックアップをしてください。
- サーバー上にあるシリウスのファイルを消します。
- バックアップした【wp】のファイルを次に既存のシリウスサイトのURLにアップロードしてください。移したWordPressファイルは現在http://test.com/wpにあるはずです。そのファイルをhttp://test.comへ戻します。
- 仕上げは書き換えツールのSearch and Replace for WordPress Databases Scriptを使用してphpファイルに書き換えます。書き換えなくてもよいfanction.phpはミスも起こりにくいです。
このスクリプトは仕様の変化が激しいので、最初にこのスクリプトはダウンロード可能かどうかを必ず確かめてから以降を始めてください。
ここまでがシリウスをWordPressへ移行する手順です。この先は更に詳細に解説していきます。
気をつけるべきポイント
- シリウスのバックアップを必ず取りかかる前に取っておくこと
- 記事をワードプレスに移した後にバックアップを取ること
- 作業中もこまめにバックアップを取っておくこと
以上の3点は重要なことなので必ず守ってください。
ワードプレスをシリウスのサイトURLの後にインストールする
最初に今あるシリウスのサイトの後に【wp】というフォルダを作成し、ワードプレスを作成したフォルダにインストールします。
例、サイトURLがhttp://test.comならばhttp://test.com/wp
上記のように、フォルダを新しく作成し、ワードプレスをインストールをしてください。
このURLにワードプレスをインストールしてワードプレスに移行する準備を行います。仕上げは、元のhttp://test.comに直して完了です。
※ワードプレスをインストールする先は/wpである必要はありませんが、認識しやすいように/wpとすることをオススメします。
早速、ワードプレスのインストールを行なっていきましょう。
最初にXserverのコントローラーパネルにログインを行います。使用しているサーバーが異なる場合は、そのサーバーの手順に従っってワードプレスをインストールしてください。
設定する対象のドメインから、ワードプレスに移行するサイトのドメインを選び、自動インストールをクリックします。
プログラムのインストールというタブを選択行なった後、インストール設定をクリックします。
- インストールURL・・・wpと入力
- ブログ名・・・・・・・現在のサイト名
- ユーザー名・・・・・・任意のユーザー名(推測されないもの)
- パスワード・・・・・・任意のパスワード
- メールアドレス・・・・お使いのメールアドレス(ワードプレス用のものがベスト)
- データベース ・・・・・自動でデータベースを生成するにチェックを入れる
インストールをクリックで終了です。
移行を行う際に必要になるワードプレスの設定の仕方
次に、移行の際に必要になるインストールしたワードプレスの設定を行なっていきます。
ワードプレスがNoindexになっていることを確認しておく。
最初に、ワードプレスに記事の移動を行なっている途中でインデックスされることを防ぐために、念の為Noindexにしてください。
ダッシュボードの設定を選び、表示設定を選択します。
検索エンジンでの表示という項目の【検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする】にチェックを入れて変更を保存をクリックしてください。
この作業を行うことによって移行の途中で検索エンジンによってインデックスされることを防ぐことができます。
パーマリンクの設定
次に、パーマリンクの設定をしていきます。
http://test.com/カテゴリー名/エントリーページ名.html
シリウスはカテゴリーに属しており、エントリーページは上述したURLになっています。そのためシリウスと同様にパーマリンクに合わせていかなくてはなりません。
ダッシュボードから設定を選び、パーマリンク設定を選択してください。
カスタム構造を選び、【/%category%/%postname%.html】と入力してください。
WP No Category Baseのインストールを行う
WordPressのカテゴリーページは設定を行なったカテゴリー名の前にCategoryというスラッグが入ってしまうためURLが変更されてしまいます。そうならないためにWP No Category Baseというプラグインでスラッグを揃えてください。
例をあげるなら、appleというカテゴリーがあると仮定したら、
http://test.com/category/apple/
上記のようになってしまうため、カテゴリーページには/categoryというスラッグが勝手に入力されます。
このままではサイトとはURLが変更されてしまうため、WP No Category Baseを使用してこの/categoryというスラッグを消してシリウスのカテゴリーページに揃えます。
プラグインの新規追加から、【WP No category Base】をインストールした上で、有効化しておきましょう。
以上の手順で/categoryの削除が完了します。
カテゴリーをシリウスのページに合わせる
次は、カテゴリーページをシリウスに合わせて作成します。
シリウスのカテゴリーページ名をスラッグにしてください。
シリウスの設定を行う
次に、ワードプレスに移行する準備としてシリウスの設定を行います。
記事を整理する
シリウスはドメイン直下にエントリーページを置けますが、ワードプレスは絶対に何かしらのカテゴリーに区分されます。
ドメイン直下のエントリーページの作成は固定されたページのみでしかできないため、可能であるならば、ワードプレスへ移行してしまう以前にシリウスでカテゴリーに区分しておくことがオススメです。
その時に、URLが変わりSEOの効果が弱まってしまう可能性がありますが、固定ページのカテゴリーを分けることはできません。
ユーザビリティの観点から言うと、カテゴリーの区分をしておくことをオススメします。
シリウスの機能である自動振り分けをオフに設定する
ワードプレスのテーマはレスポンシブデザインに対応しています。シリウスもスマートフォンに対応していますが、システムが若干異なります。
シリウスにはスマホ用とパソコン用のサイトが別に存在するため、パソコンを使用する人はパソコン用のサイトへ、スマホを使う人はスマホ用のサイトへというように区別されています。
もしも、シリウスでスマホの設定を調整しないままにした場合、ワードプレスに移行する際に問題が生じる可能性があるため、移動する前に【振り分けない】を選択しておきましょう。
シリウスのメニューからサイトオプションを選んでください。
次に、iPhone設定をクリックし、自動振り分けの項目で【振り分けしない】を選択します。
OKをクリックすれば設定が完了します。
記事の移動
さて、ついに記事の移動を行なっていきます。今回は手動で移動していきます。
記事はシリウスのものをコピーして使用しても問題ありません。
ワードプレスのパーマリンク設定は既にできているので、シリウスの記事のエントリーページ名の入力を行なった上で、パーマリンクを揃えてください。
FTPソフトを用いて記事を移動
FTPソフトを用いて【wp】に入っているファイルを元のURLに移動してください。
ここでの移動は画像ファイルもカウントされるため、サイズが大きくなってしまいます。FTPソフトはFailzilaを使ってください。
私はFFFTPを使用してみたのですが、エラー表示が出てしまい上手くできませんでした。Failzilであれば安定しているので問題なく作業ができます。。
最初に、デスクトップへ新規のフォルダを作成します。作成したフォルダにPublic_htmlの中にある全部のファイルをコピーします。
現在、このフォルダの中にはシリウスのデータと【wp】フォルダ(ワードプレス)がある状態になります。
間違いなくコピーされていることが確認できたら、【pulic.html】にある全部のファイルを消します。
不安であるならばwpフォルダを残しておいても大丈夫です。
ここまで完了したら、先ほど作った新規フォルダから【wp】フォルダを選び、その名にある全てのファイルを【public.html】にコピーしてください。
これで、元のURLにシリウスのデータは消えて、ワードプレスのデータに移行できました。
ファイルのインストール
いよいよ終わりが近づいてきました。htmlからphpに書き換えるsearchreplacedb.phpというプログラムを使用してワードプレス化していきます。
最初に下記からバージョン3.1.0をダウンロードしてください。
こちらからリンクに移動すると、【knowledge check】の項目に全部チェックを入れます。
補足ですが、英語表記の項目の内容は
- このスクリプトはにセキュリティ上のリスクがあることを承知いたします。
- 使用後はこのスクリプトをサーバー内に残さないことを理解します。
- 私がこれから実行することを理解してます。
となっています。
NameとEmail
を入力した上でSUBMITをクリックしてください。
クリックすると、入力したEmail(メールアドレス)にメールが送信されます。
送信されたメールを開いて【Search Replace DB v.3.1.0】をクリックするとダウンロードできます。
3.1.0が動作しなかった場合、このメールから古いバージョンではありますが2.1.0もダウンロードも可能です。
ダウンロード済みのファイルは解凍しておいてください。
次にFileZilaを立ち上げ、解凍済みのフォルダ【Search-Replace-DB-master】をフォルダごと、public_htmlにアップロードしてください。
その後、インターネットブラウザ(safariやgooglechrome)を立ち上げ、
シリウスサイトのURL/Search-Replace-DB-master/
と入力してください。
サイトURLがtest.comであるならば
test.com/Search-Replace-DB-master/となるはずです。
URLを入力したら
- replace・・・・【/wp】をつけたURL(test.com/wp)
- with・・・・【/wp】を省いたURL(test.com)
と入力してください。
ここではhttp://は省略したURLを入力します。(重要)
URLが正確に入力できていることを確かめて【live run】をクリックしてください。
仕上げに【delete me】を選択し、この置換ツールを削除で終了です。
500 Internal errorが発生することがある
以上でワードプレスへの移行は完了できているはずですが、500 Internal errorが出ることもあるようです。
私はこのタイミングでトップページを除いた箇所で500エラーが発生して驚いたのですが、500エラーが発生した時は.htaccessに問題があるので、容易に解決することが可能です。
.htaccess内に/wpの記述が消えていないため、500 internal error が発生しています。
.htaccessのバックアップを取った上で、メモ帳などを活用して開くなどしましょう。
- RewriteBase/wp/
- RewriteRule . /wp/index.php[L]
と表示されている時はこのwp/の箇所を消してください。
- 『RewriteBase/wp/』→『RewriteBase/』
- 『RewriteRule . /wp/index.php [L]』→『RewriteRule . /index.php [L]』
この作業をすればOKです。
まとめ
シリウスからワードプレスへの移行はそれなりに手間のかかる作業ではあるものの、一定期間で更新が必要なメディアであれば、ワードプレスが最適でしょう。
余談として、SEOについてですが、私のサイトは70記事程度の小規模サイトでアクセスもさほど無かったので、変化を感じることはありませんでした。
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